【ギター】座って弾くときもストラップを使おう【適切な長さも解説】
皆さん、こんにちは!
ギタリストのイツキです。
今回もフォームについての話題です。
皆さんは「座っていたときは弾けたフレーズが立ってみると何だか上手くいかない」なんて経験ありませんか?
かく言う私も、以前はこの問題に悩まされていました。
ですが、座って練習するときでもストラップを使うようにしたら問題は解消され、今では立って弾くのが大変に感じることはなくなりました。
この記事では、何故立って弾くと違和感を感じるのかという疑問や普段の練習からストラップを使うべき理由とその方法、演奏に適したストラップの長さなどについて解説していきます!
ギターを立った状態で弾いてみた時に違和感を覚える方は座って練習をする時の姿勢に問題がある事が多いです。
— 唯月(イツキ)/ Multi Guitarist (@ItsukiStmy) January 26, 2020
・左右の肩のバランス
・背中の角度
・足の配置 etc.
これらの問題はストラップを常に使用するようにしておいてすぐ確認です。
座った状態での練習中にストラップが肩から落ちてきたらNG!
これは先日、私がツイートした内容です。
このツイートについての解説が今回の内容の中心となります。
- 【ストラップの重要性】
- 【”フォームの差”をなくすために適切な長さのストラップを使おう】
- 【練習時に気を付けたいポイント(肩から落ちないように注意)】
- 【座って練習をしないという選択肢も......】
- 【筆者が現在使用しているストラップはフェンダー製】
- 【リンク】
【ストラップの重要性】
まず、ストラップというのは「ギターを立って弾く際にギターのポジションを確保してくれる帯、または紐状のアクセサリー」のことです。
立っているとき、演奏中はギターを支えることが難しいのでとても重要なものと言えます。
逆に言えば、立っていないときなら絶対に必要なものというわけではありません。
座っている場合なら足にギターが乗る状態を作れるので、ストラップでギターを支えなくてもある程度の安定性を生み出せるからです。
では何故ストラップを座って練習する際も使用すべきかというと、それは「立って弾いている状態を再現するため」なのです。
次項では、
- 再現とはどういうことか
- 再現するときに気を付けること(適切なストラップの長さ)
について説明していきます!
【”フォームの差”をなくすために適切な長さのストラップを使おう】
ここでの「立って弾いている状態を再現」というのは、つまり
”立っている時と座っているときのフォームの差をなくす”
このことを指しています。
立っているときは難しいけど座っているときなら弾けるフレーズというのは、
”「座っているときのフォーム」であれば弾ける”
このような状態になってしまっています。
であれば、座っているときのフォームを立っているときと同じようなフォームにして練習してしまえば問題が解消されますよね!
立っているときはストラップを使っているので、それなら同じように座っているときもストラップを使おう......という至ってシンプルな考え方です。
ここまで読むと「ただストラップを使えばOK!」という風に捉えられてしまうかもしれませんが、実は
ストラップの”長さ”
これが極めて重要なのです!
長さについては、座った状態で背中を起こしてストラップが”たわまない”くらいに調節しましょう。
立っている状態でストラップがたわむことなんてありませんので、同じ状況を再現します。
「座っているときでもストラップでギターを支える感覚」を意識することがとても大切です。
【練習時に気を付けたいポイント(肩から落ちないように注意)】
ストラップを使う意義と適切な長さが分かったので、ここからは具体的な練習時の注意点です。
ちなみに、練習するフレーズなどはいつも通りで構いません。
ーストラップを使ってフォームチェックするポイントー
- 肩(左右の高さに差異はないか)
- 背中(丸まっていないか)
- 足(足を組むなど、立っているときにできないことはしていないか)
まずは「肩」。
特にネック側の肩が下がりやすいので注意が必要です。
その場合は、ストラップが肩から落ちてきます。
次に「背中」。
指板を覗き込もうとすると丸まりやすくなります。
これもストラップが落ちてくるので分かります。
あとは、背もたれなどに寄りかかるのもアウトですね。
最後に「足」。
これは足を組んで練習している人、要注意です。
足組みをするとギターの位置が変わってしまうので、ストラップの長さを調節した意味も薄まってしまいます。
なんとこれもストラップが落ちてくる原因になります。
3点に共通しているのが、”姿勢に問題があるとストラップが肩から落ちてきてしまう”ということです。
立っている状態であればギターを落下させてしまうことになるので、「ギターを落として傷モノにしない......!」くらいの緊張感はあっていいかもしれません(笑)
この練習は、鏡を使っておこなうとより効果的です!
過去記事にて鏡を使った練習法の解説をしていますので、そちらも併せてご覧ください。
過去記事はコチラ
↓↓↓
【座って練習をしないという選択肢も......】
立っているときにどうしてもストラップを長くしてギターを構えたい方もいると思います。
確かにアレ、かっこいいですよね!
結局のところ、ストラップの長さは個人の自由です。
今回は”座っている状態でも立っているときのフォームを意識する”ための方法論ですので、そこに個人の好みというものは含まれていません。
もし私がストラップを長くしたい方へアドバイスをするならば、
「座って練習するのをやめよう!」ですかね(笑)
ギターは座って練習するものなんていう常識(?)は気にせず常に立って練習していれば、フォーム差に悩むこともありません。
自分の理想を追い求めるなら、必要のない常識は壊してしまいましょう。
【筆者が現在使用しているストラップはフェンダー製】
いかがだったでしょうか?
今回は特に、人前で演奏する機会がある方にとっては役立つ情報になっていたんじゃないかなと思っています。
”座っているときでも立っている状態を意識して練習する”
これが重要なのでお忘れなきよう!
ぜひ、この記事を読んだらすぐにでも実践してみてください♪
ちなみに、私がいつも使っているストラップはFenderのモノグラムストラップです。
- 取扱店舗が多い
- カラーバリエーションも豊富
- 大きな模様が等間隔であしらってあるので長さ調節の目印にしやすい
使っている主な理由はこんな感じです。
私はFender系のギター(ストラトキャスター、テレキャスターなど)を使うことが多いので、デザインが楽器ともよくマッチしてくれて重宝しています。
私が使っているのは初代のものなのですが、現在は2代目が販売されているようです(見た目の差はほとんどない)。
皆さんも自分好みのストラップを見つけて、それを練習でもステージでも活用してあげてくださいね!!
Fender ストラップ Fender® 2" Monogrammed Strap, Red/White/Blue
【リンク】