【ギター初心者】チューニングについてのアレコレ【チューナーor音叉?etc.】
皆さん、こんにちは!
ギタリストのイツキです。
今回は「チューニング(調弦・調律etc.)」についてです。
と言っても、チューニングのやり方を解説する記事ではなくチューニングにまつわる様々な意見や疑問に私なりに答えていく......というものになります。
- チューニングの頻度
- 自分の耳のみでチューニングをするべきか
- チューナーと音叉のどちらを使うべきか
- チューナーの意外な使い方
以上の4つの疑問に答えていこうと思います。
それでは、早速いってみましょう!
- 【チューニングはこまめに!】
- 【チューニングは道具を使ってOK!】
- 【チューナーを使って全然OKだが使用するチューナーにはこだわろう!】
- 【チョーキングの練習や待機時のノイズ対策にチューナーを使ってみよう!】
- 【チューナーを使うときでも”耳”の存在を忘れずに!(まとめ)】
- 【リンク】
【チューニングはこまめに!】
まずは、チューニングの頻度です。
見出し通りですが、こまめにやりましょう。
具体的な頻度としては、最低でもギターに触る前に毎回おこないましょう。
1日に2回ギターに触るのであれば2回ともチューニングをしてから、という感じです。(練習中に休憩を挟む場合も再開前に必ずやりましょう!)
ギターのチューニングは、ギターがある空間の温度や湿度などに大きく影響されます。
前の日にチューニングをしたはずなのに次の日にはズレている......といった現象は、チューニングをした際の温度や湿度などのコンディション(前日)と次に触る際のコンディション(今日)に「差」があるから起こるのです。
逆にたくさんおこなう分には問題ありませんが、あまりにもすぐズレる場合はギター自体のセットアップなどに起因する可能性があります。
ちなみに、私のレッスンでは”開始前に必ずチューニング”を徹底しています。
(「家を出る前にやってきた」などの言い分も受け付けていません!笑)
”チューニングをしない=テストの答案用紙に名前を書かない”と私は捉えていますので、演奏が技術的に上手くてもチューニングがぐちゃぐちゃな時点で台無しです。
また、答案に名前を書いたとしても雑に書いた字では読めずに誰の答案かわからなくなるケースがあるのと同じように、「丁寧にチューニングをする」ことが重要です。
【チューニングは道具を使ってOK!】
次は、耳でチューニングをすべきか否かという問題です。
これは、道具(チューナーなど)を使うのは全然アリだと思います!
初心者のうちは、「練習時間の確保」がとにかく大切です。
ツールを使って素早くチューニングをすることで、練習時間が確保しやすくなります。
耳のみでのチューニングには、最初は時間が掛かり過ぎてしまいます。
例えば、30分の練習時間のうちチューニングに20分も使ってしまうというような状態は練習効率が悪いです。
ですので、道具を使ってササっとやるのが良いでしょう。
もちろん耳を鍛えることは非常に大事なので、耳のみを使ってチューニングをする場合はそれを「耳のトレーニング」と思って”ひとつの練習”として取り組んでみてください!
【チューナーを使って全然OKだが使用するチューナーにはこだわろう!】
前項にて道具を用いてチューニングをしても問題ないと書きましたが、ここで”チューニングをする道具は「チューナー」と「音叉」のどちらでおこなうのが良いか”という問題が発生します。
私の見解では、これは「チューナー」を使うべきです。(特に初心者の方は)
理由としては、前項の説明と同じで時間確保が目的です。
音叉でのチューニングは、いわば「耳でチューニングをする」ことと同義ですので慣れないと時間が掛かります。
前項と合わせての私の結論としましては、”チューニングにはチューナーを使い練習時間の確保に努める”ということになります。
音叉でのチューニングに関しては、これもまた「イヤートレーニング」の一環として練習に組み込むのが良いと思います!
しかし、ここで注意してほしいのが「”しっかりとした”チューナーを使う」ということです。
- スマホのアプリ
- 入門用セットの付属品
この辺りは使用せず、別で購入しましょう。
アプリについては、”現段階では”精度がイマイチなものもありますので今はなるべく避けておきましょう。(将来的には使えるようになると思います)
入門セットの付属品に関しては、型落ちしていたりやはり精度に問題があるものもありますので個人的には論外......ですかね(笑)
※入門用セットについては別記事を執筆予定です。
新たにチューナーの購入を考えている場合は、
- クリップタイプ
- ペダルタイプ(有線接続可能なギター)
今ならこの辺りだと思います。
ちなみに、私は「KORG(コルグ)」のチューナーをクリップタイプとペダルタイプの両方で採用していますね。
チューナーを取り扱うメーカーとしては王道ですし、精度も申し分なくて個人的にデザインも好きなのでお世話になっています!
KORG ギター/ベース用 クリップチューナー Sledgehammer Pro SH-PRO 3Dビジュアル表示 ±0.1セントの高精度 ストロボチューニング 軽量 コンパクト
KORG ギター/ベース用 ペダルチューナー Pitchblack Advance ±0.1セントの高精度 カラー表示 ストロボチューニング トゥルーバイパス DCアウト搭載
【チョーキングの練習や待機時のノイズ対策にチューナーを使ってみよう!】
実はチューナーには、チューニングをする以外にも使い道があるんです。
それが、「チョーキング練習」と「ノイズ対策」です。
ーチョーキング練習ー
チョーキングした弦のピッチの高低をチューナーを使って確認する、というものです。
正確なピッチでチョーキングできるようにしておくと、演奏クオリティが格段に上がります。
ーノイズ対策(ペダルタイプ限定)ー
エレキギターなどで音を出したくない際に直列で繋いだペダルタイプのチューナーをONにすると、音の信号をカットできます。(※機種の仕様による)
ギターを弾かずに待機させたい場面などで効果を発揮するかも!?
ノイズもカットできます。
他にも意外な使用法があるかもしれませんので、探してみるのも一興ですね!笑
【チューナーを使うときでも”耳”の存在を忘れずに!(まとめ)】
いかがだったでしょうか?
今回は、チューニングをテーマに書かせていただきました。
皆さんの疑問が少しでも晴れてくれれば嬉しいですね!
記事の内容につきましてはあくまで私見ですので、参考にできそうな部分を掻い摘んでいただくと良いと思います。
最後に、”チューナーでチューニングする際に意識してほしいこと”を綴ってこの記事を終了とします。
それは、「チューナーでチューニングする際も耳で音をよく聴く」ということです。
私はチューナーを使用する際、必ず耳でその音をしっかりと聴きながらチューニングをしています。
無意識的ではありますが、これは(多分)ギターを始めた当初から続けています。
実は、日常的に耳をよく使いながらチューニングをしていると耳が段々と各弦の音の高さを覚えてきます。
恐らく「音叉などでチューニングすべき!」と考えている方(否定するわけではありません)は、”耳を鍛える”ためにはそうした方が良いと感じているからこそ耳に頼ったチューニング法を採用しているのだと思います。
しかし、チューナーであっても使い方次第では”耳を鍛えながら素早くチューニングをする”ということも可能なのです。
これが、私がチューナーを推す理由であり、今回はこのことを特に伝えたくて記事を書かせていただきました。
もちろん、回数を重ねないとなかなか効果が実感できない部分ではあります。
ですから特に最初のうちはチューニングの回数を増やして、まずチューニングという作業に慣れてください。
チューニングを面倒に感じている方はそもそも作業の試行回数が少なく、1回のチューニングに多くの時間を奪われている「慣れていない方」が多い傾向にあると私は考えています。
慣れてしまえば言うほど手間が掛かるものではないと思いますので、とにかく早めに慣れてしまいましょう!(余談ですが、これは弦交換にも言えます)
マスターすれば演奏中にズレに気付くことも可能(というよりズレが気になる)となりますよ!
正しいチューニングとチューニング法を実践して、耳を鍛えつつ迅速にチューニングをおこなうことができると最高です。
皆さんも楽しいギターライフを送るために、今より少しだけチューニングに気を遣ってみましょう♪
【リンク】